11,Mai 日本脱出
キールへ.
日本を出国する日の話
荷造りを3日前くらいからやっているのにも関わらず,終わらなすぎて寝不足気味のまま,成田空港へ...
後輩(じつは同期)と教授が見送りに来たけど...バイバイして,あっさり手荷物検査へ.
この瞬間から,最終的に「旅依存症」なってしまう,果てしない10ヶ月のひとり旅が始まった...
出国審査をしたら,ドイツに持っていく手土産のお菓子を何個か買って,ヘルシンキ行きに搭乗です.
乗るのはJALです
この時はまだJALの素晴らしさを知らなかった
ちなみに,5月11日出発にしたのは,5月中旬で.たまたまチケットが安かったから.
ヘルシンキまでは9時間くらい...自分は全然眠れない人なので国際線は苦手,英語の本でも読もうと思います...ほとんど読まないけどね.
到着前の機内食は,スープストックだった.もちろん飲むのはワイン.
で,隣の人に「どこ行くの?」と聞かれ,「ドイツに留学です,帰り10ヶ月後なんですよねぇ」と適当な会話をして...ヘルシンキ(ヴァンター)の到着です.
JALの機内までは日本語ワールドだったので,もっと味っておけばよかった.
入国審査は...もちろん帰国チケットが10ヶ月後なので色々聞かれて長かった.アパートの書類や,留学先の証明書などなど出して...なんとか乗り切れてよかった.
ハンブルク行きのちっこい飛行機に乗り換えます...満員だった.
で,2時間くらいでハンブルク空港.
!!! ドイツ語ワールドへ,ようこそ !!!
一回来たことがあるので,オレンジ色な売店で夕飯を買って,キール行きのバスに乗る...これも満席でヤバかった.夕日の中,高速道路を飛ばして,キールへ...このころは,まだ
「カモメうっせー村」とは呼んでいない.
とりあえず夜に着くということで,今日は駅前のInterCity ホテルに泊まり,明日アパートへ,ということになっていた.
次の日,教授は出張でいないらしいので,准教授な先生が車で迎えに来てくれた,
ついたら,あっちの学生さんが案内してくれて,一緒にアパートの手続き.鍵の仕組みが日本と違くて,早速ドアが開けられなかった...
部屋は新築といことで,綺麗.布団は大家さんが「一週間くらい貸してあげるから,買ったら,洗濯して返してね.」とイケアの布団を貸してくれた.
あとは,准教授な人と,同じ部屋のドクターな人と一緒に,スーパーに連れてってもらったり,「日用品もいるじゃん」と,イケアにも連れてって行ってもらったけど...実は
初めての一人暮らし
なので,何が必要なのか,あんまりよくわからず,なんか迷惑をかけただけだったような...
一応イケアでは食器やら,布団も借りてる状態だったので,思いついたものを適当に購入.なくて困ったら,一人で買いに行けばいいんですよ.
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一応調味料は揃えた |
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次の日.イケアで布団とかを買う |
でも...
一人で行きたい!
ということで...ドイツに着いて3日目には,一人で路線バスにあやふやなドイツ語で乗って,駅前に買い物しに行っていた...行動力だけは異常です.
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駅前へ |
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電子レンジで,初心者な自炊 |
というわけで,10ヶ月くらいだけど,初めての一人暮し,二度目の海外生活?のドイツ生活が始まります.
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ドライバーなくて,取っ手つけられない事件 |
で,イケアにはこの後一人で10回くらい行ったんだけど,中央駅からのバスの本数は少ないし,荷物は重いしで苦労しまくり.車で連れてってもらっときに,もっと買っておけば良かったと後悔...
ちなみに,初めての海外生活はイギリス,この時はホームステイだし英語,日本人もたくさんだったので楽しかった.
そういうわけで,自分でも「ドイツ生活も大丈夫でしょ...」と少し思っていた.
しかし.この10ヶ月キール生活は,楽しいこともあったけど,それ以上に憂鬱な出来事も多く,とにかく
「ドイツ語」
という,「ほとんど経験のない言語」がメインという未知な領域...
さらに,ある時期を境に,「どんどんキールを抜け出して旅に出ていく」ことになるとは...この頃はまだ思ってもいなかった...
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