25-28,Aug,BELRIN 1日目

 二度目のベルリンへ

 いきなりですが,「なぜ,留学先にドイツを選んだのか?」を今更ながら説明します.

自分の場合,メインの目的は

「研究滞在」

です.

ドイツ側の教授が,日本側の研究室に訪問してきた時に,いろいろ話があり「じゃあ,うちでちょっと研究してみない?」という感じで話が進み?

実際にキールの大学(※厳密には大学ではない)にも挨拶しに行って,この留学が現実になりました.


ただ,それ以前から

「ドイツだったら行きますよwww」

的な発言をしていたので,ドイツだったら,本当に行きたかったんですよね....

理由

1. 人して,チャンスがあれば海外生活を経験したい

高校生の時にイギリスにホームステイをして,ある意味世界の広さ的なものを感じたので,「一度は日本以外に住んでみたい」というのが結構ありました.

ただ,「ドイツ語をどうしても学びたい」わけでもなかったので,これはドイツじゃなくてもいいかもしれません. 

まぁ,今ではドイツ語(おまけ程度にデンマーク語)がメインになってしまっていますが...

2.ドイツ側に研究テーマに向いている装置が多く揃っていた.

これは,研究滞在をする大きな理由で,研究テーマが,ドイツ側の研究室の専門分野だったので,日本サイドよりも,テーマに向いている装置が多く揃っていて,かなり魅力的でした.

実際に使ってみると,めちゃくちゃいい結果も出るし,かなり良かったです.

ただ,日本にも似たような研究をやっているところはあるので,これも,ドイツじゃなくていいのかもしれません.

じゃあ,なぜドイツなのか?

3.バウハウス

研究滞在は「化学」な話でしたが,デザインとか,建築に興味があった時期があるので.デザインの歴史で必ずと行っても出てくる,バウハウスにまつはる場所は,絶対に見に行ってみたかった.

それで,前回のベルリンで「バウアウスアーカイブ」を訪れたわけですが,バウハウスのデザイン資料館的な感じの,こじんまりとしたものでした.

 で,バウハウスはデザイン,美術,写真,時には演劇の学校ですが.

最終的な目標は「建築」です.

それを象徴するものとして残っているのが

デッサウのバウハウス校舎

ある意味「モダンデザイン,建築の聖地」とも言える場所で,これのためにドイツ行きたいし,「もし,ドイツに行くチャンスがあるのなら絶対に行く」と内心決めていました.


で,今ドイツにいるわけですよ,行くしかないですよね...

行きましょう

結構なカルチャーショックを食らった,あのコペンハーゲンから帰ってきて,ちょっとしたあとデッサウ行きの計画を立てることに.

デッサウはどこかというと,実はベルリンから遠くなく,前回の宿の最寄駅,フリードリッヒシュトラーセ駅からもデッサウ行きのREで2時間かからないくらい,乗り換えなしで,簡単に行けちゃいます.

なので,宿泊地は前回と同じ宿,ベルリンに二泊して,二日目にデッサウへ

三日目は「ドレスデン行きたい」という親のリクエストに答えて,ドレスデンに行くことにします.(ドレスデンもベルリンから2時間くらいです)

切符もテキトーに割引のものを買えてしまい,一瞬で準備が終わってしまった.

旅のペース(約三週間おき)がおかしい気がするけど,とにかく買ってしまったので,行くことにしましょう.

というわけで,一ヶ月前に行ったばっかりですが,二度目のベルリンへ出発です.

ルートは前回同様の,ハンブルクでベルリン行きのICEに乗るルート.

今回は,キールーハンブルク間も時間がちょうど良かったので,ICEです.


コーヒーを飲みながらハンブルクまで.


で,ついでにクッキーだと思って買った物体,少し割ってみると,アーモンドの下は全部マジパン!全部砂糖の塊ってことなので,めちゃくちゃ甘かった...

1時間ちょっとでハンブルク,REよりもちょっと早かった

 乗り換えは30分くらい.ちなみにKielからベルリンへの直通列車もありますが,1日に数本(朝のECと昼過ぎのICEなど)くらいしかありません..



 慣れた感じで,ベルリン行きのICEに乗り換えて,2時間くらい...

ベルリン中央駅に到着です.二度目だと,ほんと慣れた感じです,




 高架ホームのSバーンに乗り換えます.

切符を買ったら必ず打刻しましょう.してないのがバレると,屈強なドイツ人に捕まります.



 フリードリッヒシュトラーセに着いたらとりあえず前回と同じ,レオナルドホテルへ.

会員になっちゃいました..しかも,同じ値段だったので今回はベランダ付きのちょっと良い部屋です,

荷物を置いたら,前回見逃した,駅前の涙の宮殿を見に行きます.

場所はフリードリッヒシュトラーセ駅の目の前で,ぱっと見劇場のような,水色な屋根の建物が,涙の宮殿,トレーネンパラストです.(なぜか写真はない...)

で,涙の宮殿は何の建物かというと,東西分裂時代の国境検問所,現在はその資料館になっています.

当時,一般市民や旅行客が西ドイツ側から,東ベルリンに入る際,Sバーンや長距離列車でこのフリードリッヒシュトラーセ駅に到着し,ここで出入国をしていたそうで,駅内部は,出国入国で分ける必要があったので,Sバーンに乗り換えるために無駄に長い通路があったり,駅な内部は迷路みたいになっていたらしく,確かに現在もちょっと変な構造な気がします.


駅の模型があったり,当時の免税品の内容などなど,資料館の内容,結構面白くて,実際に審査場の中を通ったりもできます.(耳の大きさなど,かなーり詳しくチェックされていたそう...)

で,興味深かったのは駅にあった免税店.理由はなんと東ドイツマルクへの強制両替.

東ドイツが外貨獲得のために,西からの入国の際は,ビザをもらうために,東ドイツマルクに一定金額以上両替が必要で,とにかく,使いきれなかった東ドイツマルクをここで使ってね.という感じです.ただ,西側の人からすると,両替したお金を使いきれるほど,買うものはかったらしく,多くの人は使い道に困ったらしいです...

涙の宮殿は見学無料,東勢分裂時代のことをよく知れるので,ベルナウアー通りのビジターセンタもここからトラムですぐなので.是非立ち寄ってください.

次は,川沿いを歩いてハッケシャーマルクトでも見に行くことにします.


博物館島を一瞬だけ.



ベルリン大聖堂のあたりまで来ました.



大きい団地のような建物...東ドイツっぽさを感じます.



やっとハッケシャーマルクトの駅前まで来ました,マルクトの中に入っていきましょう.



中は,リューベックにあったガンクのめちゃくちゃ大きいバージョンという感じでした.


 通路の感じとか,結構似てます.

ただ,一応ベルリンのおしゃれスポットらしいので,感想が 

「リューベックと同じ」

じゃあ,あまりにもひどい気がします...

まぁドイツに住んじゃってるので,こういうのは,なんというか普通になってきます.


結構おもしろい雑貨屋とかあったので,面白かったです.



次はアレクサンダー広場駅へ,歩いて15分くらいかかりました. やっぱり東側っぽい建物.


ベルリンテレビ塔はいつみても目立ちます.何でも東ドイツの技術を見せつけるために作ったとか.

「東側だった」と考えながらベルリンをみると面白いのかもしれません...DDR博物館なんてのもあります.で,東側に路面電車が多いのも後々気付いたけど(西側はU-Bahnが多い),東側だったから?とかそんな理由らしい.

で,ここに来た目的は世界時計.ベルリンテレビ塔の反対側.アレクサンダー広場にあります.駅のネオンがレトロで良いです.


で,見たかったのはこの世界時計(ウラニア世界時計).ポストカードにあったので気になっていました.各国の首都に時間がわかるようになっています.

待ち合わせ場所として有名らしいですが...まぁ駅前ということもあって,ヤバそうな人たちもちらほらだったのですぐに移動です.

※アレクサンダー広場は東ドイツ時代の繁華街だったそうです.

 Uバーンでブランデンブルク門の方へ,ハンブルグでもの乗りまくっているので,もうこういうのも慣れてきました.

ウンターデンリンデン駅まで行っても良かったけど....乗り換えがだるかったので,ライプティヒ広場から歩きます.

 
歩いて10分くらい.ブランデンブルク門です.
まず,裏側から



正面に回ります.



 
川沿いに歩いて宿の方に戻り,宿の近くのレストランで夕飯にします.
 

 
で,夕飯はちょと気になっていたものを注文してみることに.

これです.


 シュニッツェル(カツレツ)です.

ウェイターの人が結構テキトーでビール来なかったりでやばかったけど,シュニッツェルは結構大きさもあって美味しかったので満足です.

※後々気がつきますが,ドイツ全体としての旧東側と西側で,こういう対応も違う気がします.さらにキールはまた違う雰囲気なので,地域性,結構あるんじゃないかな....

という感じで食べ終わったら,フリードリッヒシュトラーセ駅のスーパーで買い物して,1日目終了です.

明日は予定通り,デッサウに行きます.

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