02.Juli Husum
小さな港町フーズム,これがお城?だったり,良さげな古本屋があったり.
おそらく,キールが一年で一番盛り上がるキール週間も終わり,おやつに食べていた屋台のヴルスト屋もなくなってしまった....
そんな感じなので,今週の土曜日の行き先を,また某黄色いガイド眺めつつ考え..
Husmu という北海側の港町に行くことにしました.
(リューベック,フレンスブルク,フーズムの三つの街が,キールから行けるそこそこ観光できそうな街です.あと,シュレースヴィッヒ?確かお城があります.)
ただ,この街も1ページしか載ってなくて,ネットで調べても日本からわざわざ行く人などあまりいないらしく,「春はクロッカス」,「城?」,「シーフード」くらいしかわかりません.
まあ,とりあえず行ってみることにします.
キールからはいつものRE.
キールーフーズム間も,REじゃないと終点のフーズムまでしか行きません. ただ,フーズム行きはKiel Hbfの6bという,どう見ても追いやられたところから発車するので,わかりにくいかな.
この路線の見所は「レンツブルク鉄道橋」
大型船が通るキール運河を超えるために,橋を高くしないといけないけど,レンツブルク駅が近過ぎるので,距離稼ぎのためにループ線で集落を一周するといる,とんでも設計になっています.
(この区間はノイミュウンスターーフレンスブルクーデンマーク,を結ぶ幹線で貨物列車も多く,勾配を緩くする必要があります)
また,「移動橋」というでかいゴンドラで車両や歩行者を対岸へ運ぶこともできるらしいですが,事故で修理中らしく動いてません.
後輩が勝手に動画を上げているようなので,貼っておきます.まぁ,いつか橋の下まで見に行ってみようと思います. (これは後日撮影したもの)
キールからはまず下り
フーズム,レンツブルクからはループを登っていきます
結構迫力がすごくて,軽く空を飛んでいる気分になれます.
有名な鉄道遺産らしいので,土木系の人は気になるかもしれません.
レンツブルク,シュレースヴィヒなどを通り過ぎ,ユベクという駅でこの幹線ともわかれ,どう見てもローカル線なところを走り...
1時間強で,フーズムに到着です.
フーズム駅は北ドイツのリゾート地であるSilytに行く乗換駅なので,駅は小さいくてもそこそこ人が多いです.
町の中心へは駅前の歩道を真っ直ぐ10分程度歩いていくだけ.
途中で左に曲がり,まず港を見に行きます.
こじんまりとした港って感じです.
ここから,適当にマルクト広場の方に移動し,
城に向かうことにします.っていうか城はどこ?
適当に覚えている地図?を頼りに,街のインフォメーションが目印の,シュロスガンクを進んでいきます.
ガンクが終わり道路を渡った先の公園のようなところが城の入り口です.
ただ,この時まだSchloß=城だと思っていなかったので,迷うことに.
Schloßはドイツ語で城です.
これは重要.と,迷ってみたりして,ようやくフーズム城発見
城?
でもちゃんと「Schloß」って書いてあるし.ということで,この屋敷見たいのがフーズム城のようです,びっくり.
中も見学できるけど,特に入る気がなかったのと,めんどくさくなったのでスルー,確か4ユーロくらいです.
ちなみに,フーズム城の有名なイベントとして「フーズムピアノ珍曲祭」という演奏会があって,なんでも,「超マニアックだけど,一流な方々が出演している」という謎なイベントが夏にあります.
ちなみに,カフェなんかもあります.
次は庭園を見に行きます.
フーズムといえば,この庭園のクロッカス.時期は確か4月くらい,全面クロッカスの花で覆われるそうです.今は時期ではないので,全面緑です...
お城の外を一周します.
という感じで,お城終了です.
城を後をし,適当に街を回ります.
小さい街なので...そこまで観光地という感じではないです.
(一応有名な作家さんの博物館などあります)
たまに,列車の車窓からも,現役の家をちらほら見かけます.
この建物の左手奥に,昔の農家を再現してある農業の資料館なんかもあります,
海側には線路と工場で,Husumより先はNOBとかいう会社が運行していて,目立つ色の客車が走っています.
ちなみに,NOB,2016年の12月にDB Regio(NAH.SH)に全路線を引き渡したうえ,しかも譲渡した目立つ客車,不具合だらけだったらしいです....
線路沿いを通って港に出ます.
で,街の方は綺麗で,おもしろい雑貨屋さんが結構あって面白いし,ちょっとキールとはちがう雰囲気です.
Husmuも街に花が多いです
謎な雑貨屋さんにも寄りつつ...
教会の方に戻ってちょっと寄ってみました.
港に戻って一周してみます.
跳ね橋なんかもあるので,渡って賑やかな方へ
この辺で,お昼を食べることにします.お店は色々調べた結果ここへ.
FISCH HAUS LOOF というか,ここぐらいしか日本語での情報は得られず...でも,レビューを見た感じ評判は良さそうです.
(と言っても改装したらしく,Webに載っているのと違う…google mapすら古い)
英語メニューも言えば出てくるみたいだけど,基本的にレジの隣に置いてあるメニューはドイツ語のものなので,かろうじて「魚のフライ,と芋」が読めたやつにしてみることに.
超重要単語 『Kartoffel=ジャガイモ』
注文はこんな感じでした
自分「これどんなやつ?」
店員「魚のフライとぐるぐるにしたポテトよ(ジェスチャーしながら)」
なんだそれ
ちなみに店員さんは英語で大丈夫でした,Kielはどーした.
(Kielも英語OKらしいけど,ドイツ語の方が...生活が楽です.)
あと料理と一緒にフレンスブルカーの白を注文
外で食べることにしたので
「番号札,そしてナイフとフォークを忘れないようにね」
という感じで,ビールを外に持っていったけど...
でかくないか
メニューには"330ml(瓶)”って書いてあったのに…
あとで,メニューを調べ,よーく見てみると,「夏限定で,500mlのFaßbierを提供します」
Faßbier=生ビール
(※Dansk=Fad Øl)
お昼に外でビール...やばいことをしている気がするけど.
最高に美味しいです
しばらくして,料理がきました.
と,こんな感じで説明通りのものが来ました.ぐるぐるポテト...本当にそのままだった.
ちなみに,見た目はしょぼそうだけど,予想以上に量があります.
味はもちろん美味しいです,ただ,自分の場合まともな料理に飢えているので,何を食べてもおいしいってのがあります.
で,おいしくいただいたところで,とりあえず街をぐるぐるし,名物の一つの紅茶買ったりしながら,列車の時間まで時間つぶしです.
古本以外にも,アンティークな物や,ポストカードやフリーペーパーなども売っていて,お勧めです.ポストカードを何枚かと,ノートのカバーにするペーパーを買いました.
(高円寺のハチマクラに似ているかな?ドイツ版ハチマクラです.)
こんな感じで,そろそろ時間なので,港を通って...
駅の方に戻ります.Syltまで行くICが走っていました.
駅に早く着きすぎたので,売店で買い物し,カフェもあるので,コーヒーを買って待機です.
キール行きがきたので,乗って帰ります.
かえりも相変わらず...風車と畑の風景が続きます.
レンツブルク鉄道橋も渡って.
キールに到着です.
これで,フーズムの旅も終了.今度から魚食べに来ることにしよう.
小さい港町ですが,頑張ってる感があって雰囲気が良かったです.
この頃から,ちょっとづつ思い始めてきたけど,他の街,綺麗なんだよね....
キールの立場が...どんどんなくなっていきます.
”キールはどうした?”
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