15-17,Juli,BELRIN 1日目
初ベルリン
ちょっと前から「ベルリンに行く」ことを企んでいましたが,キールからは遠いし,一泊じゃ無理なので,結構行くか悩んでいました.ただ,学校の人達は未だに自分が「引きこもり」だと思っているらしく,さまざま舐めきったことを言ってくるので,
例:
一人だと寂しいだろ?=フリーダム最高.
土日は家にいるんだろ=家にいない
うまいもん食べさせてやるよ=うまいもんをドイツ語使って食べてます.
ハンブルク連れてってやるよ=飽きた.
などなど…
まぁねぇ...英語もドイツ語も不自由ってやつが,ドイツ語で切符買って,一人でフラフラ他の街に出てるって思わないよねぇ...
レストランとかで普通にランチしてるのも想像できないはず...
(いや,出かけすぎている自分がおかしいだけなような気もする,アジア系の留学生は引きこもる傾向にあるということなのでしょうか?)
まぁ,ナメられたくはないので,速攻で切符を買い,ホテルを取りベルリン行き決定
あと,エクスカーションも誘われたけど..20代後半にさしかかるという歳で,「遠足行こうぜ!」って言われても…なんか小学生的なノリが多い気がするので,体が痒くなってきます.
ていうか...
ベルリン行く日と被った
回避不能な致命的問題があるので,エクスカーションどっちみち行けないんだよね.
「正気か?一人とか無理だろwww」
「ICE?もっと安いバスがあるぜ!!!」
ってなって面倒臭いに決まってるから,もちろん内緒で...
とりあえず今回の旅行の目標としては「ICEの食堂車」,「壁」,「バウハウスアーカイブ」,「ブランデンブルク門」,「ニベアハウス」,「英語を極力使わない」
(英語を使わないって…)
とにかく,可能な限りドイツ語で乗り切りたいんですよ.それが目標です.
というわけで,今回はキールからまずREでハンブルクへ,もう慣れたのでつまらないですね.
もちろんコーヒーとマジパン入りのデニッシュを食べながら.
で,人混みで治安のよろしくないハンブルク中央駅で乗り換えです.
余裕を持って乗り換え一時間にしたので,買った絵はがきをベンチで殴り書きして投函.
ハンブルクからはICEに乗りベルリンへ
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乗る車両をホームで確認(ICE709) |
乗ったらめちゃくちゃ混んでました.
(食堂車は混んでて入れなかったので断念)
ハンブルクからはおよそ二時間です,ハンブルクの次は,もうベルリン郊外のベルリンシュパンダウ駅なので(東京でいう立川?東海道新幹線でいう新横浜?)まで,ぶっ飛ばします.
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ずっと畑 |
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ベルリンズュートクロイツ行き,読めないからスズキと呼んでいました. |
食堂車チェレンジも断念し,とにかくつかれたので二時間ぼーっとしてベルリンに到着.
到着は地下ホーム(Tief).
ベルリン中央駅は比較的新しい駅なので,綺麗です.
ホテルは一駅隣のフリードリッヒシュトラーセ駅付近にとってあるので,ひとまず高架ホームのSバーンに乗ってとなりの駅へ.
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Sバーンは高架ホーム |
これがベルリンか…
むっちゃ都会じゃん...
荷物を置いたらすぐ出かけます.
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テレビ塔と博物館島 |
ハンブルクとは違う感じに結構驚きつつ,アレクサンダープラッツへ.
路面電車にこれまた驚く.
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全力で黄色,広島? |
とにかくベルリン,めっちゃ都会です.完全にお上りさんになってしまった模様.
で,アレクサンダープラッツといえばテレビ塔です.
ベルリンの町中から見えるそうです.
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テレビ塔 |
あとは赤の市庁舎.地下鉄工事のパイプだらけです.
そのまま,ちょっと進んで博物館島,大聖堂とアルテムゼウム,あとペルガモン美術館があります.美術館は噂によると混んでいるらしい...
ウンターデンリンデンをそのまま進んでいくと,森鴎外が留学していた,フンボルト大学があります.「舞姫」に”ウンテルデンリンデン”と出てきたりするので,確かにこの辺です.
あと,あのマックス・プランクのプレートがあったりします.ちなみにマックス・プランクはキール出身.なのに,キールにはあまりプランク成分は全然ない....
プランク定数(h)記念館とかキールにあればいいのに.
※一応対岸のキール大学になんかあるそうですが,対岸なので...詳しくないです.
ベルリンにもニベアハウスがあるので,ちょっと寄ったり,本屋でポストカードを買ったりして,一度宿に戻ります.
宿に戻って,ちょっと休んでから再出発.ブランデンブルク門を見て,そのあと夕飯を食べに行きます.
また工事だらけのウンターデンリンデンを歩いてブランデンブルク門へ.
Sバーンの駅もあります.ちなみに赤の市庁舎にもあった地下鉄工事とは,現在中途半端な区間(中央駅ーブランデンブルク門間)しかないUバーン5号線の工事のことで,ブランデンブルク門駅(旧ウンターデンリンデン)ーアレクサンダー広場駅間が建設中です.完成すると中央駅からウンターデンリンデンあたりのアクセスが良くなりそうです.
で,ブランデンブルク門が見えてきました.
ただ,正面はイベントの準備中らしく,ステージができています.
門の前の広場は”パリ広場”です.
門の近くまで行ってみます.
クワドリガという四匹の馬が引く戦車特徴的ですが...過去には戦利品として持ち去られてしまったり,鉄十字が取り外されたりなど,このクワドリガだけでも歴史的に色々あったそうです.
門をくぐってみます.
ブランデンブルク門は,東西ベルリンを隔てていたベルリンの壁付近にあったため,分裂時代はどちら側からも近寄ることすら出来なかったそうです.
崩壊時にブランデンブルク門裏の壁に,たくさん人が登っている写真はかなり有名?だと思います.
現在は自由に行き来できるので,ちょっと感動ものです.
広場の先には,ティアーガルデンという大きな公園が広がっていて,遠くに戦勝記念塔が見えます.
壁は,この交差点の周辺にあったので(壁の場所にはプレートが埋められています),交差点を渡ると西側ベルリンです.
つぎはポツダム広場へ,ソニーセンターとかいう派手な建物にレストランがけっこうあるそうなので,無難にそこで夕飯とします.
10分かからないくらいでポツダム広場の駅前へ.高層ビルがあったりもして,めっちゃ都会です.めちゃくちゃすごい,田舎者ですよもう...
と,高層ビルや商業施設が多い現在,そして大戦前も,ドイツ一の交通量を誇る交差点だった(ドイツ初の信号機があります),かなり賑わいのあるポツダム広場周辺ですが...
東西分裂中は,ここにもベルリンの壁が.
緩衝地帯のど真ん中に当たるため,無人の廃墟化していた場所だったそうで,ここにも壁の残骸が残されています.まぁガムまみれなんだけど...
現在,ポツダム広場がこんなに再開発されているのも,結構感慨深いことなのかもしれません.
ポツダム広場駅の後ろにあるガラスばりのビルは,DBの本社でした.
DB本社の先にある特徴的な屋根の建物と広場が,ソニーセンターです.
複合商業施設になっていて,お馴染みのサターンや,映画館などもあります.とりあえず入口の本屋でポストカードを買います.
で,適当にレストランを選んで入りました...ほんとは隣のビール屋が気になりますが,そこは明日の夕食にすることにして.無難そうな店へ.
で,この頃はまだドイツどころか,ひとり旅初心者だったので不安でしたが,ソニーセンターのレストランは,ほぼ観光客向らしく,英語で恐らく大丈夫だし,英語メニュー(しかも写真付き!)がある店もあるので,結構初心者向きです.
※ドイツのメニュー(シュパイゼカルテ)には,料理の写真が載っていません.
まぁ,カリーブルストにするかかなり悩みつつ,つかれたし量多いほうがいいやと思い,ハンバーグっぽいもの,そしてヴァイツェンなビールを適当なドイツ語で注文してみました
テラス席でのビールは最高です.めちゃくちゃおいしい.
そして肝心のハンバーグです.
普通に美味しくて,ビールにも合いました,かなり満足です.
お会計も適当すぎるドイツ語でなんとか終了.レストランも,ほとんどドイツ語でいけそうなので,ちょっと成長した気分です.大学での印象とは正反対?
という感じで,満足したところでソニーセンターを後にします.
ちなみに,夜になるとライトアップがかなり綺麗です.
帰りは同じルートで,ブランデンブルク門を見ながら帰ります.
ポツダム広場からブランデンブルク門の間には,ホロコーストの慰霊碑が都心の一等地の広大な土地に作られています.ベルリンは...歴史(しかもここ100年とかそのレベル)について考えさせられる場所がかなり多いです.
うーん,石碑の上に登るのはどうなんだろう?
ちょっと歩いて,またブランデンブルク門です.
パリ広場,
ウンターデンリンデンを歩いて帰ります.
途中にアンペルマン(信号機のヤツ)のグッツショップがあったので,買い物しました.
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歩行者信号機にいます |
買い物したら,フリードリッヒシュトラーセにもどり
シュプレー川を渡って宿へ...
宿で,ポストカードを何枚か書いて初日はようやく無事に終了.ICEにも普通に乗れたし,レストランも全然大丈夫でよかった.
それ以上に,ベルリンは都会?というか,ハンブルクの都会さともちょっと雰囲気が違くて色々とびっくりでした.
明日は適当に街を回って,検問所があったチェックポイントチャーリー,そして一応目的の一つ,バウハウスの資料館にでも行ってみることにします.
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